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2010 S/S コレクションテーマ
“Le Paysage dans le Cadre des portières : 汽車の窓から”
「旅立ち」をイメージしたデザイナーの廣川玉枝さんのコレクションは、どこか自然体で「身体における衣服の在り方」に対して素直に表現しているように見えた。ヴェルレーヌの「汽車の窓から」というオマージュの詩にあわせ、汽車の映像が映し出され、ピアノの生演奏にあわせ歌手が歌った。花びらをモチーフにしたヘッドドレスが憂いと妖艶さを持った女性の心をを映し出していた。 ワッシャー加工、透かしのようなニットテクニック、上品なブロックチェック、透けた先に見えるチェックの柄、風景柄のプリントなど、どれもこれも今すぐ着れるほど、完成度の高いデザインが多い。観客は、トラベルウェアとして新しいデザインが加わったことを心底喜んでいるように思えた。一人旅がしたくなってしまったほどポエジーあふれるコレクションだった。 (text by 井上和美) |
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