大きな会場の真ん中に白いレースが観客を二分する。「はじまり」と「おわり」がこれほど明確に理解できるとは思わなかった。片側から、モデルが登場すると「ウォー」と小さな感動の声が束になって聞こえてきた。期待で胸が膨らむ。 デザインのきれがいい。そんな印象を持った。とぎすまされたシンプルさに、極限まで美を追求したシルエットに、声が出ない。誰でも、どこでも、いつでも着れる洋服がそこにあった。カジュアルを超えたディリー・ドレッシングの誕生だ。